麒麟が導く鳥取・日光の未来 徳川家康公と鳥取藩、日光と鳥取のニつの間で今日まで四百年間連綿と続いてきた関係を証左する「麒麟」。この「平和」と「地域安泰」への哲学と思想、その絆を再認識することは、この日本国にとって、また、真の地方創生を果たす鳥取と日光にとって、重要なロードマップを描くキーアクションとなるはずである。 鳥取と日光に息づく平和と太平の思想を具現化した「麒麟の絆」を深めることで、UNESCOの精神、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれてきたかけがえのない宝物の伝承に帯同する活動を推進できる。また、長期的には世界遺産の無形文化遺産登録や未来遺産運動(日本ユネスコ連盟)登録の可能性もある。そして鳥取県に深い根をはる鳥取独自の文化的地方創生事業として国内外にも大きく発信することができる可能性を秘めているのではないだろうか。消えゆく古く良き日本の文化の中にあっても、沖縄県民にはシーサーの存在があるように、長い鳥取の歴史の中で引き継がれてきた「麒麟」の存在と貴重な精神や伝統は、未来の鳥取人のアイデンティテイに欠くことのないシンボルとして今以上に根付くはずである。400年近く伝承してきた「麒麟」を再び創新し未来に受け継いでゆくことで、鳥取の文化遺産・未来遺産の道は明るく照らされ、過去の麒麟・麒麟獅子を活用した活動等も本件で再構築し再び「麒麟」を地域振興の新基軸、核にすることができるのではないだろうか。 ◀ 平和と太平の願い